Project no.2　リノベーション

​猫と暮らす家

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昭和初期に建てられた実家を引き継ぐことになったSさん。大家族で過ごした思い出の詰まった実家ですが

『老朽化』と『持て余す大きなお家』をどうするか途方に暮れていたそうです。

私の提案は2階建てを平屋にするフルリノベーションでした。果たして結果はどうなったのでしょう。

Sさんと愛猫のノンちゃんの為のお家は２LDK+ロフトのコンパクトな平屋に生まれ変わりました。

LDKには元々の梁を活かし高さのある空間に生まれ変わりました。その一角にはロフトを設け寝室にしました。

今ではノンちゃんのお気に入りの場所でもあります。Sさんは梁を見上げるたびに幼かった頃を思い出すそうです。

LDKから離れた和室は県外に住むお兄様一家が帰省の時に過ごすプライベート空間になりました。

完成してSさんはとても満足のご様子ですが最も気に入った場所は意外にもトイレだったそうです。

幼い頃には暗くて寒かったトイレが今は快適でお気に入りの北欧テイストなったと笑顔で話されました。

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（建築士の独り言）

今回の優先事項は大切な思い出を残す事。同じ大きさなら新築とさほど金額の差は生じないのですが

敢えて古家を素立ちに大事な部分を残しながら構造耐力の補強と快適性のため設備機器の刷新を図りました。

実際の作業は新築以上に大変でしたが出来栄えに本人は元より県外のお兄さんも大満足のご様子で私も大満足でした。